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・イリヤの空、UFOの夏(OVA)(2005年)
ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2005-02-25
個人的評価*55点
この作品を見る前に既に「最終兵器彼女」を見てしまった、というのもあるのかしら。感動も驚きも何もなく、最後までただだらり〜と見てしまいました。
原作のライトノベルは非常に人気があるのと、口コミなどで割と高評価だったのもあり期待していたのですが、正直期待外れでした。設定自体は面白いのかもしれませんが、非凡ではない、どこかしらで見たことのあるストーリープラスアルファって感じです。ここで上手く話を纏めて進めていけば及第点以上の点数はとれたと思うのですが、急にあっちに飛んだりこっちに飛んだりとしていて、見ている側に困惑が生じてしまったのが残念。原作を読んでいる方なら分かるのかもしれませんが、未読の私はさっぱーです。話の本筋が最後までよく分からないまま終わってしまい、「え?え?」ってな感じでした。というよりも、この作品はいったいどこからの視点で作っているのかっつー話ですよ。
公衆電話を使う描写や、イリヤとアキホがぶつかり合うシーンなどは良いな、と思いました。それとイリヤがたまらなく可愛いですね。主人公のアサバが優柔不断というかハッキリしない性格でイライラしている所にイリヤが出てくるだけで「あぁ、私の清涼剤〜!」といちいち喜んでました。
ところでアキホ役の千葉紗子ですが、彼女ウザい友達声やらせたら天下一品ですね。
上記でも述べたように後味悪い作品です。良い意味で謎が残されたままという訳でなく、本当に「意味不明」な作品でした。冒頭の流れは雰囲気良くて良さそうだったのになー。
予備知識無しで見た側の感想としては「で?」って感じでした。

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・Wolf's rain (2003年)
WOLF'S RAIN 1
バンダイビジュアル
発売日:2003-05-23
個人的評価*70点
現在では「鋼の錬金術師」「交響詩編エウレカセブン」等でブランド化されているボンズの初期作品。「狼」が伝説の存在として扱われるこの作品、設定はとても漸進的というか、今までにない感じで良いと思います。大人向けのファンタジーという感じ。ただ折角のその設定を最後まで上手に活かしきれなかった感がどうしても拭えなく、何となく後味悪い様な結末になっている様に感じました。音楽は流石は菅野よう子!本編で流れてくる音楽の1曲1曲のクオリティの高さは圧巻です。特にOPの「Stray」は、OP映像と一緒に流れてくる度にドキドキしてしまいます。作画も全編通じてとてもレベルが高く、特に動画が非常に滑らかで感動します。映像を楽しむ、とした視点でも見れる作品だと思いました。作品全体のレベルは非常に高いと思ったのですが、この作品はリアルタイム時に4週分も総集編を途中に入れたりと、制作側のトラブル?で話が途切れ途切れになってしまい、完結はOVAでないと分からないような状態になってしまいました。その辺りが少し残念。
この作品は是非サントラを聞くのをオススメします。名盤です。

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・AIR (2005年)
ポニーキャニオン
発売日:2005-04-06
個人的評価*75点
いわゆる「泣きゲー」のアニメシリーズです。
まず、女側からの至極普通の感想としては「なぜ主人公がこんなに女に囲まれるのか」という事ですが、そんな事言ったら世の中のギャルゲーと美少女アニメ全否定になるのでそこら辺は基本スルーです。この作品通じて思った事は「何でこんなクオリティが高いの!?」という事です。人物から背景まで手抜きが一切感じられませんでした。私はこの作品のゲームをプレイした事がないので、完全に予備知識無しで視聴に臨んだのですが、正直、1回周り目では話の結末がよく分かりませんでした。ただ、物凄い深い事を描いているんだろうなぁ、という事は1回目からでも感じられました。そして何より、人間の「泣き所」を押さえています。話の展開がよく分からなくても問答無用で「さぁ泣け!このシーンで泣け!」と明らかに狙っている所で、不覚にも泣いてしまいます。その後ネットの考察サイトを参考にしながら何度か見直した所、ラストの展開について「あぁ、そうだったのか」と納得する事が出来、そしてその結末に改めて感動しました。ここでの「感動」は作品の結末の美しさについての「感動」です。主人公の行人の視線が変わっていくこの話、素敵だと思います。最後はハッピーエンドと思う人とアンハッピーエンドと思う人、両方いるかと思いますが、私はハッピーエンドなんじゃないかなぁと思います。

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・N・H・Kにようこそ! (2006年)
OP詐欺に定評のあるGONZOですが、この作品は違いました。
そもそも私、こういう作品が大好きなんです。
序盤では只のひきこもりだった主人公が回を重ねていくにつれどんどんダメ人間まっしぐらに堕ちていく様が限りなくリアルに描かれている所にやられました。もちろん非現実的な所もありますが、絶妙のバランスで描かれていると思います。特に印象に残った回は15話から描かれた主人公の佐藤がネットゲームにハマっていく様。最初はRMN(リアルマネートレード)でお金を稼ぐ為と思っていた佐藤が、ネトゲの中で知りあったミアという女性にハマっていく何とも典型的なダメパターン。落ちっぷりがあまりにも痛々しくて痛快でした。
展開も軽快で、見ててだらけた所がないので、時間も忘れて一気に見れると思います。ラストはびっくりするくらい清々しい終わり方です。この独特の空気に不快感を感じない方はきっと楽しめると思います。

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・ef - a tale of memories. (2007年)
ジェネオン エンタテインメント
発売日:2007-12-07
個人的評価*85点
シャフトといえば「ぱにぽにだっしゅ!」と「さよなら絶望先生」しか知らなかった私が、最初にこの作品を見て思った感想は、「シャフトで原作ギャルゲーって大丈夫なの?」という様なことを見る前に思っていた自分自身にスープレックスを決めてやろうかと思った、という事です。それぐらいいい意味で期待を裏切られました。まずは安定感のある作画。また、この作品は大事なシーンでは台詞は最小限にして、「絵」で勝負しているように思えました。風景から徐々に人物を映していく手法を取っているシーンがあったのですが、美しくて素敵でした。それと各話でみられた「魅せる」テクニックはやはり「シャフト」らしさが出ていたのですが、それがマイナスに動くという訳ではなく、寧ろ良い方向に働いていると思いました。例えば、体の一部だけを画面に映し、その動きでキャラの心情を見ている私たち自身に読み解かせるというもの。7話ではみやこという女の子が紘という男の子に留守電を残すシーンがあるのですが、そこでの留守電のメッセージの残し方がとても印象深いです。画面上にどんどんメッセージを書き文字で表示させて、最終的に画面が真っ暗になってしまうというこの手法。みやこの悲壮感というか、電話に出てくれない寂しさと不安がどんどん積み重なっていく様子が表されているように感じました。ストーリー的には2組(3組?)のカップルが軸に物語が展開していくのですが、どちらも1クールの短さの中で上手く纏めたなぁ、と思いました。最終回は少し足踏みしてしまった感もなきにしもあらずなのですが。
最後に感動した事は、なんといっても最終回のOPです。この作品はOP映像が徐々に変わっていくのですが、最終回のOPは反則だろー!といった感じでした。
シャフトの本気を見た、という感じでした。原作がギャルゲーという先入観を抜きにして見てもらいたい作品です。

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・ef - a tale of melodies. (2008年)
ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008-12-26
個人的評価*70点
前作は癖があるものの非常に綺麗に纏められていたので、今作も期待していたのですが、少々パワーダウンしてしまった様に感じました。
前作と比較しつつ評価すると、まず演出面において前作は独特の演出方法が良い方向に働いていたのですが、今回は若干演出が悪目立ちして、気分が悪くなってしまいました。ちょっと過剰演出だったなぁ〜。前半はまだそれ程気になりませんでしたが、後半はもう駄目。映像面は前作同様のクオリティを保っていましたね。OPも前作と同じ雰囲気を残しつつ、今回のイメージに合わせたものを作っていたのは良かったです。
話の内容においては、メインヒロインの1人、優子の扱いがちょっとぞんざいに感じました。途中までは丁寧に彼女のバックボーンを描いていたのに、肝心の所で拍子抜けしてしまいました感が・・・。ミズキの方はなかなか綺麗に纏めていましたけれど。キャラに対しての魅力は前作に比べるとちょっと劣るかなぁ。
ストーリー自体は丁寧に作られているので見応えがありますし(前作のキャラとの繋がりや今作キャラの関係性、舞台場所などかなり頑張ってます)、演出面もやや過剰気味ではありますが最終回までトータルすると上手に作ってあるのですすが、如何せん内容がもっそい欝展開+いわゆる萌え画なので万人受けする作品ではないかもしれませんね。前作キャラも多く出ているので、そちらも見てからこっちを見た方が楽しめるかと思います。
昼ドラ好きな人向け。
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